ある優秀なエンジニアと話しているとき「挑戦したことがない◯◯の案件は優先的に受けてる。もしくはAさんが一緒にやってくれる案件。それ以外は基本受けてない。」と言っていました。
いまエンジニア業界は本当に人材不足で、それはこれからもっと加速していきます。
そんななかエンジニアを確保するには、もちろんエンジニア自身が優秀であることが前提ですが、経営者側がそのエンジニアにどんな価値を提供できるのかが問われている気がします。
「価値の提供」というと一般的には「お客様に提供できる価値」についてのことが多いと思いますが、「経営者がスタッフに提供できる価値」です。
わかりやすいところでは、給料ももちろん大きな価値ですが、優秀になればなるほど、それだけが価値になっていない気がします。
たとえば、尊敬していた優秀なエンジニアと一緒に仕事ができる、挑戦したことがない案件、というのはとても大事なようで、つまり経営者としては、エンジニアが自分の成長に期待できる環境を用意する、というのはとても大きな価値になるようです。
あと今どきですが「夜の飲み会がない」「懇親会はランチ」「お客さんが無理を言ってくるタイプではない」といった会社が選ばれていることもあるようです。
経営者は、払った給料と会社への貢献を比較検討することが多いと思いますが、実際は優秀な人ほど給料以外の要素も大事にしているようです。
どれだけの価値をスタッフに提供できているかもう一度振り返りたいと思います。
株式会社フロンティアゲート
吉武和英