少し自慢っぽくなって恐縮ですが、先日うちの長女（中一）が都知事へ政策提言をする中高生向けのプロジェクトメンバーに選ばれました。合計10回ほどのグループディスカッションを経て最後に都知事に直接プレゼンするそうですが、その10回の勉強会に1回3,000円のお金がもらえるそうです。
この3,000円×10回＝30,000円がもらえることを聞いて、長女は大喜び。でもぼくはそんな大喜びの長女に「このお金は全部使ってごらん。本でも現地調査でも交通費でも、インタビューに使うメモ帳でも文房具でも、プレゼンの勉強でもなんでもいいから、いい提言をするために必要だと思うことに30,000円全部使ってごらん。もっと大きな財産になって返ってくるよ。このお金は貯金したらダメ。」と伝えました。
長女は怪訝な顔つきをしていましたが、娘に伝えながら、ぼくは自分にも言い聞かせていた部分があります。ぼくもお客様からいただくお金は、基本的にはお客様にもっといい提案ができるようになるために使いたいと思います。
新しいメンバーを採用して人員を増やすことで、より丁寧な対応ができるかもしれません。新たに採用しなくても人件費や福利厚生を改善することで、スタッフがより働きやすくなり、結果的にいい提案ができるようになるかもしれません。また新しい技術の導入を先行して行うことや、そのための勉強会に積極的に参加することで提案レベルがもっと上がるかもしれません。
ちなみに先日突然社内のWi-Fiがつながらなくなり、せっかちな僕はすぐに近くの量販店で新しいWi-Fi機器を買ってきたのですが、じつはWi-Fi機器の故障ではなくオフィスビルのネットワーク障害でした。6,000円を無駄にしました。購入前にちょっと確認すれば使わなくてよかった6,000円。この6,000円があればみんなでランチいけました。はぁ・・。本当にぼくはお金の使い方を子どもに教えるにはレベルには程遠いです。。。
株式会社フロンティアゲート 吉武和英
