弊社フロンティアゲートは、代表の僕以外はすべて女性スタッフ、しかも全員ママさんです。まだ少数ですが、しばらくは女性で、かつできるだけママさんを中心に採用を強化していく予定です。じつは「働くママの悩み」って、とっても切実なんですよね。
バリバリ全盛期に出産を迎える女性
出産を迎えるタイミングって、女性にとってはバリバリ働き盛り。仕事楽しくなってきたーーーー!という時期とちょうど一緒ですよね。もちろん出産はとっても幸せなことだしうれしいこと。女性にしかできないその幸せを十分に感じてほしいのですが、やっぱりこのタイミングで仕事を離れるのは、なかなか複雑な気持ちもあるのかもしれません。
0ー2歳の保育園不足、かつ熱出しまくりのわが子。
育休制度がある会社は1年間前後の育休をとって、無事保育園に入れれば職場復帰です。ただご存じの通りの保育園不足。とくに0ー2歳はかなり高倍率になります。
そして無事入園できたとしても、0−2歳って本当にすぐ熱出すので、その度にお迎え、次の日お休みで親も仕事休まざるをえなくなって、有給なんてすぐになくなる家庭もたくさん。
もちろん本人が一番つらい。でもまわりも「分かっているけどやっぱり困る」という状態になるんですよね。だって仕事を任せられない。子どもの熱は責められないし、誰も悪くない。でもそのしわ寄せが常に自分にくると複雑な気持ちになるのも自然だと思います。
そしてお互いに気まずくなって退職へ・・・。これ本当にあるある話だと思います。
みんなママだったら気がラク?という単純な発想
そんなときにふと思ったのは「スタッフ全員がママだったらお互いに気がラクじゃない?」という単純な発想。もちろんお互いがいつ休まないといけないかわからないので、全員が全員をカバーできないといけない、というややハイレベルなことも要求されますが、その仕組みさえできればいいんじゃない?と。そしてその仕組みを作るのは社長の仕事。というわけで、ママ採用を始めました。
ママさん、優秀につき絶賛活躍中
ありがたいことにたくさんご応募いただいて、おかげさまでとても優秀なママさんをスタッフに迎えることができました。自分の会社のスタッフのことで恐縮ですが、まず性格がいい。吹けば飛ぶような小さな会社に働きにきてくれるのは本当にありがたいです。
スキル的にはそれぞれ得意なことがあり、その分野では即戦力。ただ会社としてのテーマは「お互いにカバーできるようにすること」なので、その意味ではちょっと頑張っているところもありそう。ただこれも時間が解決してくれるでしょう。
120%130%の仕事量をこなして、1人分をまかなう
こう書くとなんだかとってもいい会社のようですが、要求も結構しんどいものがあります。というのも、みんなに120%130%の仕事量を求めているから。
でもこれも単純にブラックだから、というわけではなくて、そうやってみんなの仕事量が増えれば、それで1人分の仕事を浮かすことができるから。その状態をつくれれば、だれかの子どもが熱を出しても、入院しても、もしかしたら給料払い続けられるかもしれない。もし誰も休まなくてすんだとしたら、2週間でも3週間でも連続有給なんてこともできるかもしれない。子どもとの一生の思い出をつくれるかもしれない。そういう期待をこめての厳しい要求です。