ママ採用にこだわる理由。ただただ「もったいない」それだけ。

採用について

フロンティアゲートではママ採用に力を入れています。でもよく聞かれるのが「どうしてママ採用にこだわるの?」という質問。簡単に答えると「もったいないから」なのですが、どうしてそう感じるようになったのかを、あらためてしっかりと書いてみたいと思います。

(注意)ここでは男性が働きつづける、女性が働き方を変える、という前提で書いていますが、そういうことを推奨しているわけではなく、あくまでも一般的にはそういうシーンが多い、という認識をしている前提となっています。

わが家にこどもが生まれたのがきっかけ

最初のきっかけはわが家にこどもがうまれたとき。妻もフルタイムで働いていたのですが、もちろん最初の1年は育休制度を利用しました。そして1年後、なんとか保育園に預けることができました。

そして2年後、妻の会社は「3歳の誕生日まで時短勤務OK」。つまり3歳の誕生日からは、子育ての優遇制度が終わり、「普通の人」と同じように働くか、それとも・・・・という選択をしないといけませんでした。そしてこどもが小学生に。1年生の間は14:00くらいに帰ってきます。

じつはたったこれだけの流れで、女性が働き方を変えることを考えるシーンがいくつかあるんです。わが家もそれはそれはもう大変でした。

女性が働き方を変えることを考えるシーン


「女性が働く」ことを諦めざるをえないシーンがこちら。

1:保育園に預けられるかどうか

これはよくニュースにもなっているし、世間の理解もある程度あるかと思いますが、これが最初の壁です。とくに0−2歳の保育はすごい倍率になっています。単純にここの壁を乗り越えられないと(保育園に落ちると)、「女性が働く」というのは現実的にむずかしくなると思います。(4歳になると幼稚園が始まるからから、少し余裕がある気がします。)

2:時短勤務が終了するとき(3歳の壁)

会社によっては「時短勤務」という制度があり、例えば16:00までとか、残業なし、とか働き方に融通を聞かせてくれる会社もあるようです。ただそれは一般的には「3歳の誕生日まで」というところが多いようです。つまり子どもが3歳になったときに、「普通に働く」かそれとも・・・という選択をしないといけません。結構たくさんのママたちがここで悩みます。これを「3歳の壁」と言います。

3:小学生になったとき(小一の壁)

つぎにやってくるのが子どもが小学生になったとき。じつは1年生の間は、14:00くらいに学校が終わるのです。もちろん「学童」という選択肢もあるのですが、民間の学童施設は月額7−8万円とかかかるものもあります。さすがにそこまでして働くか・・・ってなりますよね。これが「小一の壁」と言われるものです。

優秀なスキルを持っている方が多い

そもそもなんですが、これまでフルタイムで働いてこられた女性は、優秀な方が多いんです。少なくとも経験やノウハウは豊富です。その高いスキルが埋もれている、活かされていないことが、本当にもったいないって感じたんです。なんとかそのスキルを活かしてもらえる状況を作れないかと考えたのです。

ママを採用しづらい理由もよくわかる

でも会社側の都合もよくわかります。短い時間で働く人を数名採用するよりは、長い時間働ける人を1名採用したい、というのはあると思います。人数が多いとその分教えることも増えますし、仕事の割り振りも工夫が必要です。

それだけではありません。たとえば子どもは突然熱を出します。しかもしょっちゅう。その度にお休みになったり、早退になったりすると、スタッフとして計算しづらい、のは当然です。また「子どもがいるというだけで優遇されてどうなの・・・」という状況になる可能性もあります。

だったら多少スキルが落ちたとしても、安定して働ける人を採用しよう、となるのもわかります

会社がいろんな働き方を用意するだけで活躍できるのでは?

でもやっぱりフロンティアゲートでは、ママのスキルが活かせる会社に挑戦したい、と思っています。会社としてもできる限り対応します。子どもが熱を出したらしっかり休んで看病してあげてください。万が一のときは子ども連れ出勤もOKです。

子育てをカバーしあえるチームへ

ただそのためには、ママがママ同士フォローしあえる関係が必要です。「子どもが熱を出してしまうのはお互いさま」の考えです。海猿という映画で、お互いの命をお互いに託せるバディという仕組みがありましたが、あれをチーム全体で実現できるような仕組みが理想ですね。

子育ても幸せ。でも仕事をしている時間も幸せ。

あるスタッフが言っていたのですが、「子育ても大好きだけど、子育て以外の時間が持てた、ということにすごい助けられたことがある」そうです。もしそうだとしたらとてもうれしいですね。もちろんこの方には、限られた時間のなかでバリバリ仕事してもらえるので会社としてもとても助かっています。

子育て第一主義でいてほしい

最後になりますが、それでも本音は「子育て第一主義」でいてほしいと思っています。子どもの成長は一瞬です。二度と戻ってこない大事な大事な時間なので120%満喫してほしいな、と思います。

だからこそ、子どもが生まれる=保育園どうしよう。子どもが3歳=時短どうしよう。子どもが小学生=さすがに仕事辞める?なとど、せっかくのうれしいイベントなのに、仕事に対する不安がセットになってしまうのがとても残念。

子育てを120%楽しむために、これまでつくってきたスキルを少しだけ活かしてもらえるととてもうれしく思います。

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