お金を払えばやってもらえる、ではない時代

最近の世間の流れとして「お金も大事だけどお金じゃないものを大事にする」というものを感じます。とくにそれを感じるのはエンジニアの採用の現場です。

「給料が高くても家族の時間が取れない仕事はいやだ」「ヘッドフォンで音楽聞いたりおかし食べながらプログラミングができる環境なら給料安くてもいい」「優秀なディレクターのチームに異動できるなら昇給しなくてもいい」というのは本当によく聞く話です。

もちろん雇用や採用ではなくても外注でも同じです。簡単に言うと少なくともエンジニア業界では「お金を払えば仕事をやってもらえる」という時代ではなくなってきています。

このエンジニアの発言は賛否両論あるかと思いますが、個人的には全部がダメだとも思いません。

少し論点がずれるかもしれませんが、たとえば弊社のお客さまに医療関係の方もいらっしゃいます。医療の現場では「おれは好きなものを好きなだけ食べたいけど、先生にはお金払うからなんとかしてね。」というのは成立しないと思います。先生もがんばるし、患者さんもがんばってはじめて、いい結果が得られるかどうか、だと思います。

そう考えると、お金をいただく立場としてレベルをあげるのは当然として、お金を払う立場(患者、発注主、雇用主など)になったとしても、同じくレベルをあげていかないと、いい結果が出にくくなっているような気がします。
でもその分自分のレベルを上げていけば、レベルの高い医療を受けられたり、レベルの高い仕事をしてもらえる、としたら、やっぱりそこは愚直に努力していくしかないな、と、もう一度自分を引き締めているところです。

株式会社フロンティアゲート
吉武和英

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