仕組み(商品)で勝って人で圧勝する

先日あるお客様が、人気ラーメン屋さんに行かれたそうです。もちろん行列ですが、出てきたラーメンを食べてみてやっぱり並ぶだけの価値があった、と満足して帰ろうとしたときのこと。中学生があわててお店に入ってきてこう言います。「財布落ちてませんでしたか!?」店主はこう答えました。「うちは警察じゃねえよ」。お客様は「せめて探してあげましょうよ」と横から声をかけたそうですが「だから、うちは警察じゃねえよ」と。結局財布はなかったようですが、お客様はとても残念だったと仰っていました。そして「おれもそうだけど、あの中学生も二度とあのお店に行かないだろうな」と。

僕もとても残念な気持ちになりました。でもおそらく今日もそのお店は行列ができていることでしょう。ラーメンがおいしいからです。商品、サービスがしっかりしていれば、親切な接客やホスピタリティがなくても「勝てる」ということですね。
 
話は変わりますが「原価率6割以上×立食による回転率UP」という仕組みで飛ぶ鳥を落とす勢いの「俺の株式会社」。社長の坂本氏は一流の人材にこだわって、シェフのみならず企画やフロア担当までヘッドハンティングを繰り返す理由をこう説明されています。

「仕組みで勝って、人で圧勝する」

「仕組み」を広くとらえて商品やサービスと考えると、分かりやすいですよね。先のラーメン屋さんのように、商品のレベルをとことん追求して「仕組みで勝つ」のか、その上で、俺の株式会社のように、「人で圧勝」を目指すのか。
 
僕はやっぱり「人で圧勝」を目指したいです。それこそが未来に継続できる「強さ」のような気がします。みなさんはどうお考えになりますか?

株式会社フロンティアゲート
吉武和英

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