「お客様の期待」の「ちょっと上」を行く

ITの世界にいると「新しい技術」というものはやっぱり目につきますし、意識せざるを得ません。例えば、毎年難易度が上がっていると言われているエンジニアの採用でも、時として待遇よりも重要視されるのは「その会社で新しい技術を習得できるか」です。

もちろん新しい技術を追求することはとても大事です。技術の導入によってお客様の事業スピードや効率が一気に改善することもたくさんあります。そしてなによりも新しい技術にはワクワクします。

ただ、現場を見ていて感じるのは、あくまでもお客様目線でのIT技術の導入ではなく、IT技術ありきの提案になっていることも多々あるな、ということです。

AIを使った顧客マッチングとかなくても、メールフォーム+LINE+ブログだけで1日数十万円の売上をつくる和菓子屋さんだったり、楽天市場に出店されているお客様で、AIや新技術のオプションを一切導入せずに、楽天内で基準となっている売上達成までの最短記録をお持ちの方もいらっしゃいます。弊社でサポートさせていただいたのは、受発注システムの導入と運用サポートのみです。

言葉が不適切かもしれませんが、実は技術力なんてものは、お客様が期待されていることの「ちょっと上」のレベルで十分かもしれません。それよりも何が期待されているのか、何が求められているのかをしっかり理解・共有し、そのために最適な技術やサービスをご紹介する力の方がよほど重要だと感じます。

弊社も現在新しいITシステムを構築中ですが、技術の押し売りではなく、あくまでもお客様への価値提供という目線で、これまでよりもより効率的に支援・サポートできるためのシステム、という軸をブラさないように気をつけたいと思います。

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