「自分の嫁さんを満足させられないやつは、絶対に会社を成長させられない」
数年前にある方からアドバイスして頂き、同時にとても衝撃を受けた言葉です。
それもそのはず、その頃の僕は「事業がうまくいけばいくほど夫婦仲が難しくなることもやむをえない。」そんな風に考えていました。恥ずかしいかな「社会に貢献しないといけないから、家庭が犠牲になっても仕方がない」とさえ思っていました。
実は冒頭の言葉には続きがあって、「家族も会社も必ず試練がくる。そのときに「この人についていこう」と思ってもらうには、日ごろから「この人ならやってくれるはず!」と信じてもらえてないとだめなんだ。そのためには、日ごろから一つ一つのことに、しっかり相手の期待を超える結果を出し続けないと。でも誰も一気にはできない。まずは目の前の人から。だから嫁さんなんだ。」という内容でした。
これには頑固な僕も納得せざるをえませんでした。
もちろん現実には土日祝日という概念は今でもないですし、夜はいつも家族一緒に食事とか、寝るときは一緒なんてことも到底難しいです。それでも、ちょっとした気遣いや言葉遣いだけでも、喜んでもらえたり、満足してもらえることはあります。
ふと思うと「考え方」というのは、仕事もプライベートも変わらないのかもしれません。
当時の僕は、仕事上でも常に「新規顧客獲得!」「新規顧客優先!」という発想をしていたのかもしれません。それでは既存のお客様に失礼ですよね。
新規のお客様よりも、既存のお客様を
既存のお客様の中でも、新しいお客様より古く長くお付き合い頂いているお客様を
一番古いお客様よりも、スタッフを
スタッフよりも自分の家族を
自分の家族の中でも、奥さんを一番大切にする
それが、フロンティアゲートが目指す「大事にする順番」です。
株式会社フロンティアゲート
吉武和英