生き残るために安全地帯を出る

令和、オリンピックと、ここ数年新年を迎える世間の雰囲気は盛り上がり続きです。もちろん暗いより明るいほうがいいのですが、一方でぼくはここ数年で一番危機感が強い新年となっています。

適切な表現ではないかもしれませんが、これまでぼくは「安全地帯」で仕事をしていたのかもしれません。お客さまのご要望をお伺いし、少しずつ人を増やし、できることを少しずつ増やしていく、そんなイメージです。

もちろん今でもそれが間違いだとは決して思っていませんし、できることならそのペースを維持したい、というのが本音ですが、インターネット業界の変化のスピードが、それを許してくれません。

お客様のご要望をお待ちして、それに対応している間に、インターネットがどんどん先に進んでいくため、下手をするとあっという間に仕事がなくなってしまう、そんなイメージです。

そのため生き残るためにこそ安全地帯を出て、むしろ自分たちから新しい提案をしていなかないといけないと考えています。そしてそのためには、それを実現できるチームも必要です。

もちろんお客様ごとにしっかり対応する姿勢は変わりませんが、一つの成功事例を単なる一つの成功事例にとどめることなく、他業界にも応用できるパッケージに進化させてご提案する、これくらいの勢いは最低限もたないといけないと考えています。

安全地帯を出ると、これまで隠れていた社内の問題がわんさか出てくる可能性もありますが、このまま会社が退場になってしまうよりは、はるかにまし、です。

株式会社フロンティアゲート
吉武和英

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