世界中で圧倒的な人数のファンを熱狂させているレディーガガ。そのレディーガガが大事にしていることの一つとして、とても気になることが書いてありました。それは「ファンのファンになること」。つまり、ガガ自身が自分の音楽を聞いてくれるファン、パフォーマンスを楽しんでくれるファンを、まず好きになることだそうです。ファンを「リトルモンスター」と名付ける行為も、マーケティング的には「特別感の提供」などと言われていますが、ガガとしては、単純に好きだから、うれしいから、仲良くしたいからと、自然と出てきた行動にすぎないようです。
マーケティングの世界では「ファンづくり」という言葉がたびたび出てきます。でもそのなかでは、「どうやってお客様に自分たちのファンになってもらうか」ということが多く議論されていて、逆に「自分たちがどうやってお客様のファンになるか」ということは、おざなりになっている気がします。
どれだけお客様のファンになるか、ファンではなくても、どれだけお客様のことを知っているか、知らなくても、どれだけお客様のことを知ろうとしているか、僕自身しっかりと考え直す機会となりました。
心理学の世界のお話しですが、「共通項を見つけると、人はうれしくなる」ということを、先日学びました。それも「目に見えないこと」がいいようです。誕生日はもちろん、好きな食べ物、学生時代の部活、富士山に登った経験などなど。。。もちろん気持ちや感情もとても大事ですよね。
「お客様のことをどれだけ知っているか」
これがこれからの「マーケティング」の主流になるかもしれない、そんな気がしています。
株式会社フロンティアゲート
吉武和英
