最近いろんな方にお伺いしている質問があります。それは「死ぬまでに一度はやってみたいことってなんですか?」というものです。
きっかけはある映画だったのですが、もちろん自分でも考えてみました。よし!100個出してみよう!と。最初の5個くらいはすぐに出てきました。そして10個、15個・・だんだん苦しくなります。そして
20個くらい考えたところで一旦休憩。楽しいことを考えているはずなのに苦しいとは、笑ってしまいます。
そこでいろんな方に聞いてみることにしました。すると本当に面白いんです。自分が考えもしなかったようなことがどんどん出てきます。たとえば「鯖江でメガネをつくりたい」。メガネの名産地福井県鯖江市でメガネをつくりたい、って、その人生の余裕さがなんだかいいですね。「ロシアでバレエを見てみたい」というバレエの先生や、あとは「坊主にしてみたい」というものもありましたよ。死ぬまでにやりたいことが「坊主」って、他人の人生は分からないものですね。でもとってもおもしろいです。
ちょっと哲学的になってしまいますが、自分はなんて知らないことが多いだろう、小さな世界で生きているんだろう、って感じます。もちろん日々の人生に否定的なつもりはありません。むしろ人生は無限に楽しくなる可能性があるんだ、世界はぼくが想像する以上に広いんだな、と。
そして矛盾するようですが、その可能性を広げるためにも目の前のお客さまへのお役立ちレベルをあげないといけない、と思う今日このごろでした。
株式会社フロンティアゲート
吉武和英