周りがほっとけなくなるほどに

数年前から仲間で応援していたプロボクサーの木村悠選手。先日のタイトル戦で大接戦の中勝利し、見事ライトフライ級の日本チャンピオンになることができました。後楽園ホールで450人を超える応援団が、まさに一緒に戦ったかのような、素晴らしい時間でした。

木村選手の試合を初めて見に行ってとき、応援団というよりも友達中心の20人程度の集まりで、しかも前座の前座なので会場もガラガラ。普段の生活も、もちろんボクシングだけでは生活できないので、昼間正社員として働いて、夜ジムへ通う「サラリーマンプロボクサー」です。さらに年齢も30歳に近くなり、同じ階級に「天才」と称される若手ボクサーが登場したり、傍目には「そろそろ諦める時期か?」という空気も漂い始めます。それでも木村選手は、むしろ自分を追い込み続け、1試合1試合と勝ち続けました。

すると、少しずつ会場まで応援に来てくれる人が増えてきました。そうなるとジムや興行主が黙っていません。「お客を呼べる選手」として、試合を組んでもらいやすくなり、そこで勝つことでポイントを稼ぎ、遂にメインイベントとして日本タイトル戦を組んでもらえるようになったのです。

圧倒的に強い選手や、KOを狙える選手はファンを一気に大量に獲得できます。それに対して木村選手は「サラリーマン」「30歳」「勝ちパターンは判定勝ち」という、いわば三重苦。一切の派手さはありません。それでも、というより、だからこそ一歩ずつ頑張る姿に、逆に応援したくなる、ほっとけなくなる、そんな空気を感じました。

弊社もお金なし、技術なし、ですが、じわじわとファンになって頂ける方を増やしていきたいと思います。もちろんそれにはプロとして「試合に勝ち続ける」ことが前提ですので、目の前のお客さまの満足度を1ポイントずつでも地道に獲得し続けたいと思います。そして「ほっとけなくなる会社」を目指したいと思います。

株式会社フロンティアゲート
吉武和英

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