資本主義のわかりやすさと残酷さ

アメリカフロリダへ家族旅行へ行ってきました。念願のアメリカ本土。思い出がたくさんできました。ホスピタリティあふれる接客でこどもたちも楽しかったようです。

でもよーく見ると明るく接客してくれる「オモテ」の方たちはいわゆるぼくらがイメージする「アメリカ人」。一方でベッドメイクや料理を運んだりする「ウラ」の方たちは、メキシコ系、アジア系の移民系の方たちばかりでした。アメリカのホスピタリティあふれるサービスはじつは移民系の方々に支えられていたんです。

これを「ひどい」と考えるか「仕事を創出してすごい」と考えるかいろんな考え方がありそうです。でもぼくはわかりやすくていいな、と思いました。というのも、この仕組みには「いいサービスにはしっかりとお金を払う」という暗黙のルールが同時に存在している気がしたからです。

ホスピタリティあふれる接客に対して、しっかりとお金を支払うお客さんたち。そしてそのお金が移民の方々の仕事に対してしっかりと流れる仕組みが、資本主義そのものだなと感じました。

反面、自分にしっかりとビジネスもしくはスキルを持っていないと、あっという間に「ウラ」に追いやられてしまう資本主義の残酷さも感じます。ある程度の範囲で上も下も抑えられている日本は、よくも悪くも世界の潮流とは違うようです。

「アメリカは世界の縮図」とはよく言ったものです。楽しい思い出と一緒にいろいろ感じる旅行になりました。

株式会社フロンティアゲート
吉武和英

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