オーケストラ経営

あるお客さまに「オーケストラ経営」という言葉を教えていただいたのですが、全身に電流が走ったかのような感覚を受けました。まさにぼくが考えてた内容をわかりやすく表現された言葉だったからです。

演奏家にはオーケストラに所属している人とソリストとして一人で活躍している人がいます。もちろんどちらがいいとか悪いとかありませんが、弊社ではソリストの集団ではなく、一人一人は有名じゃなくてもオーケストラのようにみんなで一つの音を作りたいと思います。そしてベルリンフィルのように、個人の名演奏家ではなくオーケストラ全体として評価されたいと思っています。

ちなみにソリストは文字通り一人で評価されないといけないので、自然と技術を高めていく努力をするかと思います。自分の演奏そのものが自分の評価と収入に直結するからです。

ただオーケストラは誰かが少しサボってもほとんどの観客は気付くことはないと思います。そのかわり一番最初に気付くのは一緒に演奏しているオーケストラの団員です。そのときに、その気づいた団員が仲間に「一人だけレベルが低いからしっかり練習してください。」と言えるかどうかが、そのオーケストラのレベルを左右するのだと思います。ちなみに指摘するのはとても勇気がいることです。でも指摘できることこそが優しさです。本人が気づかないと退団になるかもしれないからです。さらに一人のレベルの低さを放置することで、オーケストラの評判が下がればオーケストラ自体がなくなってしまいます。

お互いが努力をして、お互いが出す音が化学反応を起こし、結果として一つの素晴らしい音色を出せたときに、メンバー同士が固く強い絆で結ばれる、そんなチームにしたいと思っています。

株式会社フロンティアゲート

吉武和英

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