早いものであっという間に2016年も年末です。今年はお客様のお役に立てたでしょうか。もし何かしらお役に立てていたら幸いです。そしてこれからもっと高めていきたいと考えているのが「提案力」です。
変な話ですが、たとえば「10万円で○○したい」というご要望があったとします。そのときこれまでは「10万円でできる最大のこと」をご提案していました。もちろんその提案にウソはありません。他社ではとても10万円ではできないことも入っている自負があります。
一方で「もし20万円出して頂けたら、もっともっといいものがあるのになぁ」という思いがよぎっても、それをお伝えすることはほとんどありませんでした。それは「10万円」のご要望に叶うことがお客様のためだと思っていたからです。
ただ最近は「○○したい」の方がより重要なのではないか、少なくともそういうシーンもありうるのではないか、と考えるようになりました。となれば、たとえ20万円であっても、ご提案し、情報を提供して、お客様にご判断いただくほうがお客様のためなのかもしれません。
もちろん最終的なご決断が10万円でも20万円でも0円でもいいんです。お客様のご要望に対して、広い選択肢を提供する、そして専門家の立場からメリットデメリットをしっかりご案内する、そういう「前のめりな提案力」をこれから高めていきたいと思います。そして「前のめりな提案力」を支える、たしかな技術力をしっかりと高めていきたいと思います。
ちなみにこう考えたきっかけは、銀座三越地下2Fに売られている「3切れ1,200円」の銀シャケをみたときでした。日頃食べている銀シャケとは明らかにブリブリ感が違います。「あー、高くても、質がいいものが欲しいときもあるよね！」と思ったのでした。
株式会社フロンティアゲート
吉武和英
