「情報を届けるルート」をもつ大事さ

今年はインターネット業界では大きな変化があった年でした。それは「情報を届けるルート」をもつところが強くなっているということです。

例えば大手メーカーがどんなにいい商品をつくったとしてもそれだけでは売れません。いわゆるブロガーやSNSで人気のインフルエンサーに紹介してもらってはじめて、潜在顧客にアプローチできます。

その力関係が大きく変わったのが2019年でした。これまでは、比較的広告主の方が強かったです。お金を出してるほうが強い、という一般的な構図です。ただ2019年は明らかにブロガーやインフルエンサーの立場が強くなり、お金を出しても掲載してもらえなくなっています。

理由はグーグルの変化です。これまでは情報発信さえすればグーグルで検索してもらえました。なのでがんばって自分で情報発信をすればなんとかなっていました。でもいまは違います。グーグルが検索結果に表示させてくれなくなったことで一気にルートを失いました。そこでファンがいるブロガーやインフルエンサーに頼らざるを得なくなりました。

一方で「じゃあインターネットを使わないとルートを持てないのか」というとそれも違います。クリニックを経営されているお客様は、都心から栃木へ拠点を移されましたが、当初の予定を上回る患者様が栃木まで通院されているそうです。むしろ満足度が高まっているともお伺いしました。インターネットを使わなくても一人一人の患者様との関係性が強固であれば、それが素晴らしい「情報を届けるルート」になっているんだと思います。

「◯◯をすればいい」という正解がどんどんなくなっているように感じます。インターネットのコンサルティングという職業はなくなるのではないか、とさえ考えています。そのなかでどういう価値を提供できるのか試されています。

株式会社フロンティアゲート
吉武和英

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